保育園の入園調整は主に点数方式で行われます。
点数の多いご家庭がより保育の必要性が高いと判断され、優先的に入園できるように調整を行ってまいります。
例えば、希望している保育園の入園できる枠が5名分あり、申し込みが7名あったとします。
その7名の中で点数が高い（保育の必要性が高い）ご家庭から順に入園を決定していくため、点数が低い2名が落ちてしまう。
基本的にはこのように調整が行われております。

小規模保育園を利用されていたご家庭は、保育の必要度が高いと判断され、30点という大きな加点がされます。（令和2年度現在）そうすることで、転園先に困らないよう大きな配慮がされております。

湖西市の保育施設利用調整指数表(https://www.city.kosai.shizuoka.jp/material/files/group/32/R2kijyunnten.pdf)を見ていただければ、30点という加点がどれほど大きいか分かると思います。
いくつかある加点項目の中でも30点は最高点です。

実際、昨年度の卒園児様は、湖西に小規模ができて初めての年。加点は10点でした。
ですが、9割が第1希望の園に転園していくことができました。
第1希望ではなかったご家庭も、ご自宅から近い保育園で入園が決定し安心して巣立っていきました。
今年度からは、さらに手厚くなっており、より希望する園に転園しやすい状態にあります。

行政としても、小規模を利用したお子様が困らないよう、できる限り希望する園に転園できるように措置をとっているのが現状です。

連携施設が無いというと不安になるかもしれませんが、実際にはメリットもあると感じます。
例えば、連携施設が決まっていたらその園に入るのが当然決まっておりますが、連携施設を設けていないことで転園先についてじっくり検討し選択することができます。
小規模で温かい保育を受けながらその子の成長に合わせて転園先を探していける。
お子様のためにじっくり考え選ぶことができるのはとても良いことだと思います。
小規模保育園を利用し大きく加点をされることで、次に行きたい園に入園しやすくなります。

特に、年度途中の入園は湖西市でも厳しい戦いになってきます。
4月入園でほぼ埋まってしまい、年度の途中から受け入れが困難になってきます。
実際、第6希望くらいまで申請していても入れないお子様もいます。

そんな中でも、小規模を利用しているお子様は卒園と同時に、転園先の認可保育所が確保されており、その転園先もある程度選ぶことができるというのは大きなメリットであり、安心してお子様を保育園に預けることができる理由になります。